タイ文化

【タイの鬼神話】ワットポーとワットジェーンの大喧嘩~実際に行く前にチェックしておこう!

タイには鬼があちこちに登場しますよね。

しかもでっかいやつ。

ワットポーとワットジェーン(ワットアルンの事)にも鬼がいるんですけど。

この両者の神話的なお話が面白おかしいので皆さんにもご紹介します。

実際にお出かけの前に知っておくと、家族や恋人にうんちく語れます。(ちょっとうざいけど)

タイは、あちこち鬼だらけ

スワンナプーム空港の鬼は全部で12体あるという

スワンナプーム空港へ行くと目に飛び込んでくるのが・・・

でっかい鬼の像

みんななんで鬼がここに居るの?

って思ってるんじゃないですかね。

だって・・・

ちょっと怖いですし。

空港だけじゃありません。

こちらはワットプラケオの境内。

ワットプラケオにも巨大な鬼

ワットプラケオの中に入ると・・・・

やっぱり要るんですよ。

でっかい鬼が!!

人間の大きさと比較するとその大きさが分かりますよね。

タイ語で鬼は・・・

ヤック(ยักษ์)

という単語になります。

それぞれに名前があり、物語があったりするんです。

奥が深いみたいですね。

タイのヤックたちは・・・

鬼の役割とは?

写真はワットプラケオの鬼

最初に巨大な鬼を見た時は・・・

こわ~い

というイメージだったのですが・・・・

実は日本人のイメージする鬼とは違うみたいです。

彼らの役割は・・・

その場所を守る事だそうです。

言うなれば守り神なんですかね。

そう考えると・・・

タイの空港を守ったり・・・

ワットプラケオなどのお寺を守ったり・・・

魔除け的な感覚なのかもと思う訳です。

でも、そんな鬼にも・・・

オモシロな神話があるようなので。

ご紹介します。

ワットポーとワットジェーンのお話

暁の寺として有名なワットジェーン(ワットアルン)

ワットジェーンとは・・・

チャオプラヤー川沿いにそびえる塔

「ワットアルン」

(正式名称は「ワット・アルンラーチャワラーラーム」)

(三島由紀夫氏の小説から通称:暁の寺)

2013年から2017年まで改修工事のため、全貌を見る事ができませんでしたが、現在はその姿を見る事ができます。

このワットアルンを守る鬼の名前は・・・

「ワットジェーン」

と言います。

鬼の名前と寺の名前が同じなのがややこしいですが・・・

一方、チャオプラヤー川を挟んでワットポーに居る鬼の名前はと言えば・・・

これまた「ワットポー」

でございます。

覚えるのは寺名と同じなので、覚えやすいかも知れないですね。

この二匹の鬼さんたちは・・・

大の仲良し

親友ってやつです。

鬼にも親友とかあるんかな・・・・

まぁ物語ですので。

普段は、お互いの持ち場がありますので・・・

それぞれワットジェーンはワットアルンを、ワットポーはワットポーを見守っていたのです。

(やっぱりややこしいか)

現在のワットアルンを見張る二体の鬼

そんなある日。

ワットジェーンは手持ちのお金が無くなってしまいました。

鬼もお金が要るとは・・・・人間の世界と同じなのか????

そこでどうするか???

そう!

借りに行ったのです。

ワットポーの元へ

あの巨体でチャオプラヤー川を渡り、ワットポーまで行きました。

ワットポーはと言えば・・・

親友が、わざわざ川を越えてやってきたのですから・・・

お金を貸してあげる事に。

でも、ちゃんと期日を決めておくことにしました。

この日までに返してねと。

優しく言ったのかどうかは知りません。

さて・・・

ついに約束の期限を迎えます。

お金は返済されるのか???

土地が平らになるほどの事件が勃発

ターティアン船着き場

借金返済の約束日が来ました。

待てど暮らせどワットジェーンは来ません・・・・

しびれを切らしたワットポーは・・・

催促しにチャオプラヤー川を渡り、ワットジェーンの元へ行くことを決意!

ワットジェーンに返済を迫ります。

しかし・・・

ワットジェーンときたら・・・

「金はない」

の一点張り。

これには カチーーん ときたワットポー!

返済すると言うので貸したんですから。

今になって金はないという返事に納得がいきません。

両者、最初は口喧嘩でしたが・・・

やがて取っ組み合いの大喧嘩に!!!

巨体の鬼が大喧嘩してるわけですから・・・

あたり一帯は、たまったもんじゃありません。

すっかり土地は平らになってしまったのです。

ワットポー裏の船着き場付近の名称「ターティアン」の名前の由来

ターティアンとは「平らなところ」とか「何もないところ」という意味。つまり二匹の鬼が暴れた結果、あたり一帯が何もない平らな土地になってしまったという事から名付けられたようです。ちょうどワットポーの真後ろにあるチャオプラヤー川の船着き場あたりがターティアンと名付けられています。

両者の様子を見たシバ神はこれまた大激怒!!!

そして両者をワットポーとワットアルンの前で立ち続ける像にしてしまったとか。

その為、今もそこに巨大な鬼が立ち続けているのです。

【タイの鬼神話】ワットポーとワットジェーンの大喧嘩 まとめ

なんだか無茶苦茶なお話ではありますが・・・

ちゃーんと実在する場所の名前の由来となっているのが面白いですね。

しかも、巨体の鬼までしっかり立ち続けているというのですから。

教訓ってあるんですか・・・

あるとすれば「金の切れ目が縁の切れ目」的な。

あるいは、親友からお金を借りてはいけないとか?

きっと返せなくなり、友情が破綻する事になっちゃいます的な。

むりやりこじつけるとすればこんな教訓でしょうか???

教訓はワットポーとワットジェーンの鬼ばなしを聞いた方の想像にお任せする事にして・・・・

こういうタイの昔話はたくさんあるようです。

またいずれご紹介いたしましょう。

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